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2023/07/21 18:41


こんにちは!

yodakiseki+Laboです!
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

こちらでは、工房で作りあげたルースや新作などの紹介をさせていただこうと思います。


■伝統技術の研磨
江戸時代から引き継がれている研磨の伝統技法を用いて作品を完成させており
1つのルースを仕上げるまでに、いくつもの工程の研磨を行ってます。
また、器具に固定させての研磨ではなく、指先の感覚のみで削ったり磨き上げております。


■研磨の仕方

【①石選び】石の中にある傷の確認。傷のある場所を把握します。

【②石取り】切断機で中にある傷の部分を切り離し、適度な大きさに切断していきます。

【③粗擦り】回転している鉄皿に『荒めの砂#100 と水』を流しながら大まかな形にカットします。

【④中擦り】回転している鉄皿に『細かい砂#400 と水』を流しながら製品に近い形に再カットしていきます。

【⑤仕上擦】回転している鉄皿に『細かな砂#1000と水』を流しながら製品の形に最終的なカットを行います。

【⑥石磨き】回転している欅(けやき)の木皿に『研磨剤と水』をつけながら、磨きを行い石のくもりを取り除きます。




■研磨紹介
キューブカットができるまでの動画をご紹介します。



■手擦り研磨の大変な所…
回転している鉄皿や木皿に、指先で持った状態で石を押し当てて研磨をするのですが
押し当てている面は目で確認ができませんので。。感覚で削ることになります。
違う箇所まで削ってしまうと、大変なことに。

研磨は削りのみで仕上げていくので、石を再生させることができません。
そんな緊張感を持ちながら1面1面仕上げております。


■手擦り研磨へのこだわり
機械擦りでは作りあげられない、手擦りならではの形や暖かみのあるカットに仕上げるため
最後の仕上げまでの全ての作業を『手』作業にこだわっております。


BASEに出品している商品全て、手擦り研磨で行ったものになります。
ゆっくりですが、色々な作品を出品していきますので
是非、ご覧ください!